こんにちは、さかい動物病院 病院スタッフ齊藤です。
今回は心臓の先天性疾患、右房性三心房心(CTD)についての症例をご紹介します。
先日他院からセカンドオピニオンで3ヶ月の柴犬が来院されました。
本症例は持続的な腹水貯留が見られ週に一度のペースで抜去されていたようです。
当院では月に一度日本獣医生命科学大学名誉教授小山秀一先生の循環器内科の専門外来をしております。その診察にて、心臓の超音波検査を行い、《右房性三心房心》と確定診断出来ました。とても稀な症例です。
治療としては外科手術しかありません。
本症例の外科手術には専門的な知識が必要となり、当院では対応できない為手術可能な大学病院をご紹介し、受診して頂くことになりました。
また、経過は順を追って報告いたします。
心臓疾患のセカンドオピニオンや息切れ・咳等の症状がある方は是非一度ご相談下さい。