いわき総合どうぶつ診療センター さかい動物病院 症例紹介 

【 福島県いわき市 】さかい動物病院での治療例のご紹介をしています。

老犬の脱毛症

こんにちは、さかい動物病院 病院スタッフ齊藤です。

今回の症例は16歳老犬の脱毛症です。

去年の10月頃から被毛が抜け始めたとの事で真菌症を疑い検査しましたが陰性でした。そこで、当院の月に一度の皮膚科専門外来を受診して頂きました。

専門医先生の診察では元々の腎機能疾患による栄養不全で発毛停滞を起こしているとの事でしたので、栄養剤と保湿剤を処方し約3ヶ月でここまで回復する事が出来ました。

老犬に限らず若い子でも脱毛症になる事はあります。当院は皮膚科専門外来がございますのでお悩みの方は一度ご相談ください。

 

当院には月に一度、皮膚科・循環器内科・神経科の専門外来を行っております。

詳しくは当院のホームページをご覧ください。

レーザーによる痛みの緩和治療

こんにちは、さかい動物病院 病院スタッフ齊藤です。

今回は当院のレーザー治療についてご紹介します。

レーザー治療とは、赤外線を約10分程度患部に照射することで、縮こまった血管や筋肉をほぐして血流を促進し、痛みを緩和する効果が期待されます。

腰や首などで痛みが起きている時、体の中では痛みの元となる物質が、血管にたくさん集まり、血管の壁を通り抜けて漏れ出して神経を刺激する事で痛みが伴います。その刺激が脳に伝わって痛みとして認識されるのです。

抱き上げる時にキャンと鳴いたり、段差を登りたがらない・四肢に麻痺がある等、このような症状があれば体に痛みがある可能性があります。

重症化してしまう前に、上記の症状がある方ご心配な方は一度ご相談ください。

 

ミミヒゼンダニの虫卵

こんにちは、さかい動物病院 病院スタッフ齊藤です。

皆さんはダニの卵を見たことはありますか?

このお写真は先日来院されたフェレットの耳垢を顕微鏡で診た時に確認された、ミミヒゼンダニの卵になります。以前別の投稿でミミヒゼンダニの成虫の動画を載せましたが、症状としては激しい痒みです。耳の穴の中で卵を産んで増えていき、耳垢やリンパ液を食べて生活するため、外耳炎を引き起こします。

当症例のフェレットも両耳の痒みがあり、耳垢検査をし、顕微鏡でミミヒゼンダニの卵が確認されたため、駆虫薬を塗布しました。

基本的に治療法は駆虫薬です。お耳の中を清潔に保つのも予防になります。

今回はフェレットでしたが、ワンちゃんやネコちゃんにもかかる可能性は十分にあります。日頃のノミダニ予防も欠かさず行うことが大切です。

ご心配の方は一度ご相談ください。

高齢犬の腫瘤切除

こんにちは、さかい動物病院 病院スタッフ齊藤です。

先日15歳のダックスが腫瘤が自潰したと来院されました。

腫瘤はとても大きく、手術で取り除くしかありませんでした。

15歳という高齢ですが、きちんと血液検査やレントゲン検査をし、心臓や肺に異常はないか・麻酔をかけられる状態かを確認し、問題がないためこの子は外科手術で腫瘤を切除しました。

病理検査で腫瘤も良性と判断され無事抜糸まで終了し予後は経過観察とまります。

麻酔をかけるのはリスクを伴います。ですがそれは高齢に限りません。当院では、きちんと術前検査を行い、全身の状態に問題がない事が確認出来れば高齢であっても全身麻酔下で手術を受けていただくことが可能です。

高齢で手術を諦めている方や検討している方がいらっしゃいましたら一度当院にご相談ください。

 

ハムスターのトリコモナス

こんにちは。

 

さかい動物病院 看護スタッフの鈴木です。

 

今回はハムスターのトリコモナスの症例についてご紹介いたします。

 

トリコモナスとは原虫と呼ばれる寄生虫であり、主に消化管の細胞に寄生します。消化管の細胞内で増殖したトリコモナスは糞便中に排出されるため、糞便検査において検出されます。

 

トリコモナスの寄生虫による、免疫低下などによって軟便や下痢といった消化管の症状が現れたり、重症例では体重減少や衰弱の原因にもなります。

 

今回はハムスターの症例ですが、トリコモナスは犬や猫、人間にも感染する可能性がある人獣共通感染症です。

 

便に異常が見られるペットちゃんは一度当院にご相談ください。

モルモットの脱毛

こんにちは、さかい動物病院 病院スタッフ齊藤です。

今回はモルモットの脱毛の症例です。

セカンドオピニオンでモルモットが来院されました。

症状は脱毛・痒み・フケが3ヶ月前から続いている状態です。

当院では真菌検査やダニがいないかの検査をし、どちらも陰性でしたが、ヒゼンダニやニキビダニの寄生を疑い、試験的に駆虫剤を塗布しました。

すると約1ヶ月で脱毛は改善されモルモットちゃんらしい毛になりました☻

脱毛や痒みでお困りの方は小動物は診れる範囲での診察となりますが、一度当院にご相談ください。

いわき総合どうぶつ診療センター さかい動物病院

📞0246-26-2999

〒973-8403

福島県いわき市内郷綴町金谷2-13

HPはこちら ☞ https://www.sakaivet.com/

心臓疾患 三心房心

こんにちは、さかい動物病院 病院スタッフ齊藤です。

今回は心臓の先天性疾患、右房性三心房心(CTD)についての症例をご紹介します。

先日他院からセカンドオピニオンで3ヶ月の柴犬が来院されました。

本症例は持続的な腹水貯留が見られ週に一度のペースで抜去されていたようです。

当院では月に一度日本獣医生命科学大学名誉教授小山秀一先生の循環器内科の専門外来をしております。その診察にて、心臓の超音波検査を行い、《右房性三心房心》と確定診断出来ました。とても稀な症例です。

治療としては外科手術しかありません。

本症例の外科手術には専門的な知識が必要となり、当院では対応できない為手術可能な大学病院をご紹介し、受診して頂くことになりました。

また、経過は順を追って報告いたします。

心臓疾患のセカンドオピニオンや息切れ・咳等の症状がある方は是非一度ご相談下さい。