いわき総合どうぶつ診療センター さかい動物病院 症例紹介 

【 福島県いわき市 】さかい動物病院での治療例のご紹介をしています。

11歳チワワの静脈瘤切除術

 

いわき総合どうぶつ診療センター
さかい動物病院です。

 

本日の症例報告は、
11歳チワワの静脈瘤手術に至った
セカンドオピニオンについてご紹介いたします。

セカンドオピニオンは、現在かかっている病気に対する診断や治療に関して、
主治医以外の別の獣医師の第2の意見を聞くことで、
診断の正確性や治療法の選択肢を拡げたりすることを目的に行われます。

 

 

今回の子は、
右後肢にできものがあるということで、
かかりつけの動物病院に受診をし、検査を行ったところ
血管腫と診断されたという事でした。

ご家族のご判断で当院を受診され
血管腫ではなく
静脈瘤を疑い、摘出手術後
病理検査を行いました。

 


手術のために剃毛行ったところ、
静脈瘤を疑う箇所以外に
甲に1カ所とパッドに2カ所腫瘤を発見したため、
計四か所切除しました。

 

 

病理検査により、切除した腫瘤は
血管が広がってできた良性の病変と考えられます。

腫瘤は合計4か所ありましたが、
悪性(がん)の所見はどこにもありませんでした。

部位によって病変のタイプが少し違うため、
それぞれ関連性は不明とされています。

 

このように四ケ所それぞれから取り出している様子です。

高度な技術を必要とする場合もあります。

 

 

 

今回切除した腫瘤は
深部までしっかり取り除けました。

 


現在は抜糸も終了し、経過良好です。

 

 

このチワワちゃんの症例のように、
セカンドオピニオンによって
新しいことが見つかる事もたまにあります。

 

現在受けている医療に疑問や不安を感じている場合には
当院にてセカンドオピニオンとしての受信も受け付けております。
お気軽にご相談ください。

犬の橈尺骨骨折整復術

皆様、こんにちは。

いわき総合どうぶつ診療センター さかい動物病院 動物看護師北村です。

今回の症例は、犬の橈尺骨骨折整復術です。

橈尺骨とは、肘の関節と手首の関節の間に存在する2本の骨のことを指します。

犬の橈尺骨骨折のほとんどは若い小型犬に多く見られます。

最近の小型犬は骨が細く、落下等の衝撃で簡単に骨折してしまいます。

骨折する根拠は様々ですが、そもそもの体が小さいので強度が弱い、または骨の中でも硬い部分の割合の方が多く「しなり」が少ないため、あるいは手根関節に近い部分は血流が少ないため、などが報告されています。

犬猫は人と違い、完全骨折と言われる骨が完全に互い違いになるような骨折が大半を占めます。

こうなってしまうと外固定での治療は非常に困難になります。

外固定ではうまく骨がくっついたとしても曲がって癒合したり、最悪の場合は骨が癒合しない癒合不全という状態に陥ります。

癒合不全に陥った骨は非常に大掛かりな再手術か、最悪の場合は断脚の可能性があります。

その為、小型犬の橈尺骨骨折はたかが骨折とは侮らずに一回の手術でしっかりと治療する必要があります。

 

犬や猫での橈尺骨骨折の治療のスタンダードは、プレートとスクリューによって、折れた骨同志を元の位置に整復して安定化する内固定手術です。

最近、小型犬や子犬の骨折症例がとても増加しています。

小型犬の骨折は前足が多く、ほとんどが抱っこの失敗で落としてしまったり、着地の失敗だったりの外傷です。

小型犬、子犬の飼い主様は抱っこの際の落下に特に注意していただき、健康な毎日をお過ごしください。

ウサギの不正咬合

皆様、こんにちは。
いわき総合どうぶつ診療センター さかい動物病院 動物看護師北村です。

今回はウサギの切歯と臼歯の調整を行う処置についてご紹介します。
当院ではウサギに負担がかからないように出来るだけ無麻酔で処置を行っています。

ウサギは様々な理由で異常な歯の伸び方をしてしまいます。
不正咬合は1度罹ってしまうと再発しやすいことがある為、一定の間隔で状態を確認し、必要があれば歯を削る処置を行う必要があります。

ウサギの歯の状態は飼い主様が確認することは難しい為、気づかないうちに悪化してしまうことが多々あります。
そうならない為にも、定期的に受診しケアをすることが大切です。

犬の橈尺骨骨折整復

皆様、こんにちは。
いわき総合どうぶつ診療センター さかい動物病院 動物看護師北村です。

今回の症例紹介は生後10ヶ月の超小型ポメラニアン左橈尺骨骨折整復術です。

※手術中の写真があります

橈尺骨骨折とは前肢の橈骨と尺骨に起こる骨折のことを言います。
特に前肢の細い犬種の子犬では少しの衝撃で骨折を引き起こす事があります。
主な原因は交通事故や過度の跳躍、落下だけでなく、激しい運動や遊びの最中にも引き起こす事があります。
今回ご紹介する症例のワンちゃんは飼い主様が抱っこした後、地面に降ろしたときの着地で骨折をしてしまいました。

橈尺骨骨折の治療は、ほとんどの場合外科的手術を行います。
今回の症例のワンちゃんは1.6kgの超小型の為、2件の動物病院で手術をお断りされ当院を受診されました。

当院では月に一度、岩田宗峻先生をお呼びし整形外科専門外来を行っております。
当院でも通常対応可能な手術ですが、今回の症例は骨折部位が遠位端であった為、より確実な手術結果を期して岩田先生に行っていただきました。
手術としては骨を正しい位置に戻し、プレートとスクリューで骨の固定を行います。

当院では、高度な技術を必要とする骨折の外科的治療にも対応することが出来ます。
適切に診断し、治療をすることを大切にしていますので、お困りの飼い主様はお気軽にご相談ください。

ウサギの鼻涙管洗浄

皆様、こんにちは。

いわき総合どうぶつ診療センター さかい動物病院 動物看護師北村です。

今回はウサギの鼻涙管洗浄についてです。

ウサギの涙は瞬きの回数を減らすため、犬や猫と比べると粘度が高くできています。

眼に異常が無く、涙が多い場合は流涙症を疑います。

流涙症とは何らかの原因で鼻涙管が閉塞して眼から涙があふれてしまう症状を言います。

 

流涙症の治療として鼻涙管洗浄を行います。

細い管を鼻涙管の入り口に挿入し洗浄します。

鼻涙管が詰まっていなければ鼻から洗浄液が出てきます。

鼻涙管の閉塞は歯のトラブルが原因で発症するとこもあります。

今回のウサギちゃんは鼻涙管洗浄を行い、閉塞を解除することが出来ました。

涙でお悩みの飼い主様は一度当院にご相談ください。

ハムスターの腫瘤切除

皆様、こんにちは。

いわき総合どうぶつ診療センター さかい動物病院 動物看護師北村です。

先日、ジャンガリアンハムスターの左腹部腫瘤切除を行いました。

 

1歳半以上のハムスターの身体にできものが出来て、徐々に大きくなる場合は腫瘍の可能性があります。

ただし、診断は難しくお腹の中の塊が全て腫瘍とは限りません。

治療には内服薬による内科的治療と、手術による外科的治療があります。

腫瘍を確定させるには手術で腫瘍を摘出するしかありませんが、高齢や進行癌で体力が低下している、癌が転移・癒着している、多量の出血が予想されるなど、手術の危険度が高い場合には、内科的治療を行います。

 

ハムスターの手術は経験を積んだ熟練した獣医師によって行われなければなりません。

手術が必要と診断されたら、病気の進行度、年齢や体力などを十分に検討し、手術を行うかを判断します。

今回の症例も麻酔をかける危険性をしっかりと飼い主様に説明し、了承を得た上で手術を行いました。

今は抜糸も終わり元気に過ごされています。

当院では、大切なハムスターちゃんの苦痛を少しでも減らすために細心の注意を払い手術を行っております。

異物誤食の危険性について

皆様、こんにちは。

いわき総合どうぶつ診療センター さかい動物病院 動物看護師北村です。

今回は異物誤食の危険性についてお伝えさせていただきます。

先日、絨毯の紐を食べてしまった12歳の高齢ワンちゃんの開腹手術を行いました。

紐状異物は様々な異物の中でも、特に腸閉塞を起こしやすく、重症化しやすいのが特徴です。

腸閉塞が疑われる場合、一般的には超音波検査やX線検査を行います。

紐状異物により腸閉塞を起こすと、紐に腸が引きつられ腸が折りたたまれてしまいます。

その状態を放置してしまうと、折りたたまれた腸が壊死してしまいます。

腸が壊死していた場合には、その部分を切除し残った腸を繋げる手術が必要になります。

壊死した部分が多いほど、手術の難易度や危険性が高まります。

異物の誤食は1歳未満が多く、年齢と共に減少傾向が認められますが稀に高齢でも誤食してしまうことがあるので注意が必要です。